ジャムの日記

~日常とかバイクとか~

はーやさんとジャム子さんの物語(9)

こんばんは( ̄▽ ̄)

 

第九話目です。

今回も、ちょっと長いです。

 

あー

バイク乗りたい

・・・

見積書を持ち帰った。

見積書は3種類のバージョンを店長に無理を言って作ってもらっていた。

1.一括支払いで買った場合

2.全額分割払いで買った場合

3.一部を現金で支払って、残りは分割払い

 

さぁ神さんとの交渉開始だ!!・・・しかし、神さんは家には居なかった。

そうだ、今日は自転車で出かけると言っていた・・・神さんは自転車に乗る事を

趣味としている人間で休日になると走りに行く事が多かった。

 

ガチャっ

神さん『おーおー疲れたぞっと。ふー』

ジャム子『おかえりなさい。とりあえずコーヒーでも飲まれますか?』

神さん『おぅ』

 

見積もり・・・神さんへの言うタイミング、話すタイミングが難しい。

 

ジ『コーヒー飲まれている時にすいません。話があるのですが・・・』

神『疲れたからあとな』

 

そのまま寝入ってしまった・・・。

 

神さんとの交渉は、5日・・・いや4日間で終わらせなければならない。

なぜなら・・・

ーーーーー

店長『この見積もりの有効期間は・・・5日だ。うちじゃありえない金額まで

   落としたからよ。その間にお前さんが来なければ、他に売る。いいな?』

ーーーーー

見積もりを貰う時、店長に言われたのだ。

 

・・・・・

平日は私も神さんもフルタイムで働いている。

神さんは精神をすり減らすようなシビアな仕事をしており、平日話すのは難しい。

ましてや交渉事となると・・・

 

神『あぁ!?ふざけんな!!!こっちは疲れてんだから休ませろよ!!!』

ジ『すいませんでした!!』

 

決まってこのやり取りが発生する。

5日間・・・見積もりを貰ってからもう今日が4日目だ。今日で決めないと・・・

 

ジ『どうしても聞いて欲しい話があるのです!』

神『あぁ!?ふざけんな!!!こっちは疲れてんだから休ませろよ!!!』

 

だめだ・・・これじゃ・・・いやでも、引き下がれない!

 

ジ『お願いします!!(土下座)話を聞くだけでも!!!』

神『んだよ面倒くせぇなぁ、明日だ、明日聞いてやる』

 

次の日。今日は休みだ。

目覚めると・・・神さんは居なかった。自転車で走りに行ったのだ。

見積もり貰ってから今日が5日目だ。見積もり有効期限最終日・・・もう今日で決めないと・・・帰ってきてからが勝負だ。

でも疲れているから・・・と、話を聞いてくれるだろうか?

 

・・・・・

 

ガチャっ

神『おーおー疲れたぞっと。ふー』

ジ『おかえりなさい。とりあえずコーヒーでも飲まれますか?』

神『おぅ』

よしここだ!!!

ジ『お話が・・・』

神『あぁ!?!?うるせぇ!!!寝る!!!』

そんな・・・寝てしまった。

もうダメか・・・隼は・・・いや!!!

ジ『お願いします!!!話を聞いてください!!』

神『・・・すー・・・』

くっ・・・どうすれば!!!そうだ!!!バイク屋!!!バイク屋と交渉して日付を

伸ばして貰うしかない!!

ここのところ毎日電話を掛けているが一向に電話が通じない・・・いやそれがどうした!!すぐに電話を!!!

 

プルルル・・・プルルル・・・プルルル・・・

 

今日も電話に出ない!?なんで!?!?今日は最終日なのだ!!負けられない!!!

何度も電話を掛ける・・・気が付くと・・・店の営業時間を過ぎていた・・・

 

もうダメだ・・・隼は買えない・・・他に売られる・・・

 

・・・・

 

次の日になった。

神『そういやお前、話があると言ってたな。何を話すか想像は出来ているが

  聞いてやる』

・・・もう・・・遅いよ・・・

ジ『はい・・・隼を買うための見積もりを貰ってきたのですが・・・』

話をした。全て。もう間に合わないという事も。

神『ふん』

ジ『・・・ということでもう間に合いません』

神『連絡はしたのか?』

・・・あぁしたよ・・・したさ!!!毎日!!毎日!!・・・でも電話には・・・

ジ『誰も出なくて・・・』

神『何を言ってる。今日の話だ』

・・・今日は見積もりを貰ってから6日目だ。もう隼は無いしこの見積もりには

意味が無い・・・

神『どうせしてないんだろ?連絡しろよ。その間ちょっとコンビニ行ってくるわ。

  ケーキ買ってくる』

 

・・・プルルル・・・プルルル・・・はい、S〇X○○店です

・・・出た・・・

 

ジ『・・・ジャム子です。見積もりを頂いていた隼の事でお話が・・・』

店長『おぅお前か。残念だったな。隼は今解体業者が車に積み込んでいる最中だ』

 

解体だって!?!?他の人に売るんじゃなかったの!?

 

ジ『解体って待ってもらえますか!!!!お願いします!!!!』

店長『ダメだ。こっちも商売なんでな』

ジ『でも、まだそこにあるって事ですよね!!!』

店長『もうすぐ積み込み終わるけどな。・・・あぁちょっと書類書かなきゃ

   いけないから、じゃあな。またのご利用お待ちしてますよっと』

ガチャン!!

ジ『えぇ!?もしもし!!!もしもし!!!!』

ダメだ!!でも!!!まだ店にはある!!!隼はある!!!!どうすれば良い!?!?

くそっ!!!!

 

がちゃっ

神『ただいま。ほらよ。隼の購入金だ。これを持ってバイク屋に今すぐ

  行って来いよ』

!?!??!?!?!?!!

ジ『ありがとう!!!!!行ってくる!!!』

考える間もなく、走り出した。

 

~~~~~

ここまでで約2400文字wまた長くなってしまったw

はーや『うわー!!ドキドキする展開!!』

ジャム子『もう色々驚くことだらけよ』

 

・・・だから・・・フィク・・・いやもう好きにして(ーー;

ーーーーーーーーーーーーー

●第一話

zzr1100djam.hatenablog.com

●第二話

zzr1100djam.hatenablog.com

●第三話

zzr1100djam.hatenablog.com

●第四話

zzr1100djam.hatenablog.com

●第五話

zzr1100djam.hatenablog.com

●第六話

zzr1100djam.hatenablog.com

●第七話

zzr1100djam.hatenablog.com

●第八話

zzr1100djam.hatenablog.com