こんばんは( ̄▽ ̄)
第八話目
何となく私の中で先が見えてきました。
多分、十二話くらいで終わる予定です( ̄▽ ̄)・・・多分(; ̄▽ ̄)
あー
バイク乗りたい
・・・
8
さっき私の見積もりを作って!と、叫んだ・・・私の事を撫でまわしていた人間が、
店長と話をしている。
小声で話しているので聞こえないけど交渉でもしているのかな?
ふふっ。あの人間・・・私の事買ってくれると嬉しいけど・・・
店長『それにあんた、見える側の人間だよな。俺にはもう見えないが
あんたには見えてるんだろ?隼扱っている様子を見て一発で分かったからな』
声が聞こえた。その瞬間私の方をチラッと見てウィンクした。
あ・・・店長さんも見える人間だったんだ。でも今は見えないと聞こえたけど?
・・・・・・・
店長『あいつ・・・お前を買いに来るだろうか・・・な?』
店長は私に向かって話をしている。
店長『お前のような大排気量のバイクってよ、最近は、見積もりを取るだけ取って、
買いに来るやつは・・・居ないとは言わないが、少ないんだよ』
・・・そうなんだ・・・あの人間もその手の人間だろうか・・・
店長『売れていくのはミドルクラスの奴らばかりだ。だからもしあいつが
買いに来なかったら・・・そうだなぁ・・・あと1週間で来なかったら、お前は
解体業者に売り払うつもりだ』
・・・え?
店長『売れないバイクを置いておくだけで金がかかるからよ。許してくれ。
店を・・・守るためなんだ』
・・・
店長『俺にはもうお前の姿は見えねぇ。でも、聞こえているだろ?
昔は俺も見えていたんだが、お前らを商品としてしか見られなくなった時
からかな?・・・姿、声が聞こえなくなったのよ』
・・・店を守るために・・・
店長『あいつが来ることを願おう。さて1週間後、次のオークションで何を
仕入れっかな?』
・・・1週間であの人間が来なかったら・・・私は・・・解体されるの?
まだまだ走れるけど、キズだらけの体・・・あの人間は来ないかも・・・
でも・・・来て欲しい
私の願い・・・願いよ届け!
~~~~~
はーや『この時はホント不安だったよオーナー』
ジャム子『店長がこんなこと言ってたとはね』
何度も言うけど、フィクションだからw
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